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マン島の電動バイクレースTTXGP(2009)

更新:2011-05-04 作成:2009-06-24

名前は電動バイクなのか電気バイクなのか??
電動の方が浸透してるような感じですね。私の中ではElectric Motorcycleが一番しっくりきます。どっちでもいいですけど・・・。

さて本題のTTXGPです。

マン島のTTレース(2009/6/8~13)の中に組み込まれて、私も密かに楽しみにしてたTTXGPが9日にpractice、12日に決勝が行なわれました。
一周約60.7kmのタイムを競います。

電動バイクのレースはヨーロッパではFIA Alternative Energies Cup等でも行なわれていましたがWebにあまり情報は残って無いです。

practice

Mission Motors のpractice走行までの動画

エントリー20台、出走は14台。

practiceのトップはTeam AGNI (UK/India) の26分41秒で、平均速度 136.5 km/h。スピードガンでの測定ではトップスピードが 164 km/h 出てたようです。
practiceの記事はこの辺

トップのAGNIはモーター屋さんです(電話番号はインドになってます、確かLEMCOのモーターを開発した人が立ち上げた会社だったと思います)。

  • 車両重量:201kg
  • ベース車両:GSXR600(2007)
  • モーター:permanent-magnet DC motor x2(twin Agni 95 Reinforced motor)
  • 電池:lithium-polymer 16kWh(Kokam(韓国) 70Ah 63cell)

電池の容量がいまいちイメージ掴みにくい思うので表にしてみました。

車両
電池容量
倍率
AGNI X01
16.0kWh
1
ERK(電気KART、PC925*6個の場合)
1.8kWh
0.1
ERK(電気KART、レッドトップ*4個の場合)
2.4kWh
0.2
ERK(ZEK03、subaruの電池の場合)
3.2kWh
0.2
コンバートEV(EV1260*12個の場合)
8.6kWh
0.5
新型インサイト(2009)
0.6kWh
0.04
新型プリウス(2009)
1.3kWh
0.08
プリウス プラグインハイブリッド(2009)
5.2kWh
0.3
i-MiEV(2009)
16.3kWh
1
日産リーフコンセプト(2009)
24kWh
1.5
RAV4 EV
27.4kWh
1.7
Tesla Roadster
52.8kWh
3.3

なんだこの表、色々と凄いなあ。
単純な数値だけ比較しても、実際にレースで使える容量とか電圧のドロップのカーブとか、温度上昇とか、使って見ないと分からないことは沢山あるので、参考程度ですけどね(パワー形の電池と、容量形の電池では同じサイズでも容量はかなり異なります)。
この数値を見ると容量的にはi-MiEVと同じ位です。鉛だとEV1260を22個分(462kg)位。
KokamのSLPB53460330Hが1.95kgなので電池重量は123kgといったところでしょうか。240Ahのモデルは何向けなんだろう?
ポリマー系は怖いイメージが強いですけど・・・。
Jurby airfieldでの事前テストでは1充電で一周1.7mile(2.7km)のコースを24周 63km走行しています。
Agniのモーター(ブラシ付きのDCモーターです。磁石が円周方向ではなく軸方向にある面白い構造をしています)とほぼ同じ仕様のLEMCOをKART等で使った事があるのですが、パワーを出そうとすると取り扱いが難しかった記憶があるので、いまいちじゃないかなあ?と思ってましたけど予想以上に使えてますね、2輪との相性がいいのでしょうか。
Agniの市販品はLEMCOの様にブラシホルダーの固定はプラスチックなのかなあ?。ワークショップマニュアルを見るとプラスチックっぽいですね。今回のは状況から考えて明らかに違うと思いますが。モーターの重量は11kg ×2=22kgかな。

さあ決勝はどうなる?

決勝

公式動画

決勝はAGNI X01 (Rob Barber)が優勝しました。
完走9台、リタイヤ4台、スタート出来ず3台。
動画リザルト7台の車両のまとめ記事

私の予想より完走率も高かったし、初回としてはかなり成功ではないでしょうか。

トップのAGNI意外のチームも予選よりタイム上げてきてるので、それぞれ今回の仕様の実力は出てる気がします。
事前に発表されてる最高速等のスペックは高く、今回は電池の容量、モーターの発熱、電池の発熱のどれかでパワーが制限されてしまったと感じがあるので、次回はかなりタイムあがると思います。
ブラシレス勢が不調で、勝ったのがブラシモーターの車というのが面白いところです。
タ イムが3グループ位にまとまってるのも面白いですね。スタート出来なかったのは予選で転倒とかモーターがぁ・・・とからしいです。

次回はすっかりスルーしてた電動バイクの24時間レースをピックアップする予定です。

 

-->追記
フジテレビのニュースの動画。インドのチームと紹介してますが、エントリーはTeam Agni (UK/INDIA)となってます。

-->追記
1位のAGNIの仕様をベースにしたユニットが£10,000で販売されるようです(モーター、コントローラー、バッテリー、等含む)。これで参加台数増えるかな?。

-->追記
4位に終わったMission Motorsですが、後日Bonnevilleでの最高速アタックで241km/hを記録しています。

-->追記
2010年の日程が決まったようです。 2010年のTTXGPではバッテリー交換有の2周(121km)で競うクラスも設けるようです。TTXGPから離れTT ZEROとなりました。1周のレースです。

-->追記
MotoGPのドキュメンタリー映画なども作った事のある Mark Neale によって2009年のTTXGPも映画化されるようです。プロモーションムービーが公開されています。タイトルは「CHARGE」です。

「CHARGE」プロモーション動画(プロモは下の公式DVDにも収められています)
公式サイトはこちら(公式の方がさくっと見れる気がします)


オフィシャルDVD

ttxgp dvd

DVDとTシャツ

TTXGPのオフィシャルDVD購入してみました。まさかの二枚組(驚)。amazon.co.uk経由で購入しましたがTシャツが付いてきました。

「TTXGP Isle Of Man 2009 eGrandPrix」

  • リージョンALL 、NTSC(日本でも問題なく再生出来ます)
  • メニュー=英語、字幕無し、吹替無し、音声の大半は英語です。
  • 収録時間3時間30分(メインレースのレポートは42分)。

DVDの内容はレースのレポート意外はおまけと考えた方が良いと思います。レースのレポートの他にはスポンサーのCM、ミュージッククリップ、テスト走行やデモ走行の動画、ライダー毎の動画、各チームで作ったと思われる動画 等が収録されています。一部画質が悪かったり編集が・・・な部分がありますが作りを考えれば納得出来ました。

残念だったのはAgniのオンボード映像(フルバージョン)の音声が入ってなかったことです。音を聞けばなんとなく様子が分かるのに・・・(No Audioと入ってたのでミスでは無いです)。

まださらっとしか見てませんので、感想はそのうち。

 

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